「六角堂(紫雲山頂法寺)」は街なかのステキ桜スポット!
3月28日、京都のソメイヨシノが満開とのニュースが流れておりました。例年よりもずいぶん早くて、観測史上1位タイなのですって。この時期、京都の観光名所はどこも大混雑。駅やバス停の混雑に「ぎょえー」となるのも毎年のことです。
そんな観光シーズン目前の3月24日(土)、街なかの桜スポット「六角堂」に行ってきました。同じ日の街なかの桜スポット情報は過去記事もどうぞ!
街のオアシス。六角堂(紫雲山頂法寺)
六角堂、正式名称は紫雲山頂法寺といいます。本堂の形が六角形であることから「六角堂」「六角さん」などの名称で親しまれているお寺です。ビルやマンションに囲まれている立地ですが、立派なお堂や美しい境内は見る価値ありですよ。
聖徳太子の創建で、華道家元池坊が住職を務めるいけばなの発祥の地でもある由緒あるお寺です。毎年4月中旬には夜の特別拝観やいけばな展が開催されます。今年は桜の見頃を過ぎてからの夜間拝観になるかも…。
六角堂の境内ではさまざまな桜が楽しめます
六角堂は街のど真ん中にありながら、いろんな種類の桜が楽しめる人気スポットです。
枝垂れ桜はほとんど満開でした!
本堂前にも小さくてかわいらしいピンクの桜が。写真的には絶妙に邪魔な場所にコーンが置いてありましたがそのまま撮りました。
何という種類かわからないですが、こちらもほとんど満開で綺麗でした。週末まで持つでしょうか・・・
最も有名なのは本堂東側にある御幸桜でしょう。咲き始めは白い花で、日照により徐々に濃いピンク色に変化していくそうです。この日はまだ白い花が咲き始めたばかりといったかんじ。週末はピンクかもね!
境内の西側には小さなお地蔵さんがたくさん。その後ろに、背の低い枝垂れ桜がお地蔵さんを守るように咲いています。
納経所・茶所でおみくじとお抹茶を
桜の下にベンチがあったりするので休憩する場所に不自由しないのですが、せっかくなので納経所兼茶所を覗いてみました。
あ、矢一郎兄さんがいる・・・。
お守りやおみやげを売っていたり・・・
御朱印を求める人、ちょっと休憩したい人で大賑わいだったりします。写真右の立派な茶釜も気になりますね。
お抹茶と名物「へそ石餅」が500円。大変良心的ですね。お土産所で声をかけ、先にお支払いを済ませます。柔らかなお餅にあんこが薄く入っていて懐かしい甘さ。ほっこり。
かわいい鳩みくじ、季節限定のピンクがあったので引いてみたんですが・・・
半凶なんてのはじめて引きました。
教えてもらったとおり、願をかけると良縁があるという「六角柳」の枝2本を合わせて結んだからきっと大丈夫、たぶん。
境内の見どころあれこれ
京都のほぼ中央に位置するという「へそ石」も有名です。この日は桜が傘のように石を覆ってました。現地の解説によると、桓武天皇が平安遷都の際に六角堂の所在が道路の中央に当たったため、遷座を祈願されたところお堂が自ら15mほど動き、へそ石だけが取り残されたのだとか。森見登美彦の小説『有頂天家族』では、この石は偉い狸が化けているということになっていました。小説も伝説も「ほんまかいな(笑)」と笑って読んでしまいました。すいません。『有頂天家族』は大変面白いです。アニメもよかった。おすすめ!
本堂裏側に小窓があり、この中にも仏像がたくさん安置されています。なかなか雰囲気ありますよ!
聖徳太子を祀る太子堂と聖徳太子沐浴の場と伝わる池。ありがたい場所だとは思いつつ、巨大な鯉と「噛みつきます」と注意書きされた巨大な白鳥が気になりすぎます。
隣のビルは六角堂をじっくり眺められる展望スポット!
境内西側に小さく「展望エレベーター」との案内が。
→の向くまま、隣のビルに入り、向かって一番左のエレベーターに乗りましょう。
写真がイマイチですが!六角堂の六角形を真上から眺められます。残念ながら展望フロアはありませんが、降りるボタンを押さなければじっくり観られるかと。(焦ってすぐ押した人)
六角堂を眺めながらくつろげるスタバが!
ビル内には「スターバックス烏丸六角店」があります。烏丸通と六角通から入れて、京都では珍しくあまり混んでないスタバ。便利。
一見なんでもないスタバと思いきや、窓がドーン!かっこいい本堂を眺めながらコーヒーが飲めます!この窓際の特等席に座れた試しがないのですが平日の朝なんかは狙い目かもしれません。
3月23日時点で境内は見頃に近い状態でした。今週末から4月初旬にかけては桜吹雪かもしれませんね。今年は開花から温かい日が続いてお天気も安定しているので、花見は急いだほうがよさそうです!
六角堂(紫雲山頂法寺)
京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
拝観時間/ 6:00~17:00(納経時間 8:00~17:00)
拝観料/無料(境内自由)
コメントを残す