ライター3人が全力でプロフィール写真撮影に取り組んでみた~準備編~
3年ほど愛用していたプロフィール写真を新調することにしました。
前回はスタイリスト、ヘアメイク、プロカメラマンによるオシャレな撮影会に参加して撮ったもので大変気に入ってたのですが、あまり年数が経つとせっかくのいい写真も「イメージが違う」と言われてしまう恐れが。今回はライター3人+仕事でお世話になってるプロカメラマンで撮影することにしました。
私自身は顔出しはそんなに必要ないライターですが、SNSも本名だし実際にお会いする前に良い印象を持っていただくにこしたことはありません。記名記事が掲載される時も「写真を」と言われることがあります。原稿はうまくいったのに、自信のない写真のせいで全てが台無しになるなんて耐えられません。プロフィール写真、けっこう大事なのです。
一緒に撮影したのは、ライターの先輩で日ごろからお仕事におでかけにお世話になっている江角悠子さん、ナガオヨウコさんのお2人。
撮影は、3人とも面識があって気心が知れているナリタナオシゲさんにお願いしました。
写真を撮る前にやるべきこと
前回の撮影は会場に行きさえすればイメージづくりも洋服もお化粧もあんじょうしてくれるラクチンなプランでしたが、今回はいろいろと撮影前に準備すべきことがありました。プロフィール写真を撮るために考えること、やるべきことはなにか?備忘録を兼ねて挙げていきます。
【その1】目的とイメージを決める
一番大事かつ難しいのがこれ。
この写真を撮る目的は何か?
仕事用、プライベート用、その他ライフワークとしている活動用など、写真の用途によってどんな写真が必要かは違います。SNSのアイコンにする、記名記事のプロフィール写真にする、ブログやnoteのイメージ背景にする、などなど掲載場所によってもふさわしい背景やイメージが違うので、できるだけ具体的にイメージしておくとこの後の作業がはかどります。
自分はどんな風に見られたいのか?
最初はうっすらボンヤリ「仕事ほしい」からはじめて、どんな仕事がほしいのか、そのためにどんなイメージをつくればいいのか、グループLINEで盛り上がる日々でした。
【その2】目的にふさわしい撮影場所を探す
イメージが固まったら、あるいはイメージを固めるために撮影場所を探します。ヌケのいい屋外、地域のランドマークになっているスポット、ビジネス向けの会議室、オシャレなホテル、あるいはしっかりとイメージを作り込んだ撮影専用スタジオ…。考え始めると選択肢は無限です。他のライターやクリエイターのプロフィール写真も参考にしつつ、探しに探しました。
レトロな洋館にはじまって、ホテルの一室を利用したレンタルスペースいろいろ、会議室いろいろ、鴨川、梅小路公園……。撮影日ギリギリまで探しましたとも。ライター3人分の情報量、ご想像ください。とにかく膨大です。
「京都 撮影 レンタルスペース」などで検索すると、撮影で使用可能なレンタルスペースの情報がズラズラと表示されます。私たちは主に「SpaceMarket」で探していました。
ほかには、雰囲気のいいコワーキングスペースやカフェを貸し切れないか直接問い合わせてみたり。今回はイメージに合わないので候補には入りませんでしたが、京都市内は素敵な町家が一棟貸切れたりもするみたいです。予算も広さも内装も本当にいろいろ。なので、やっぱり最初にイメージしておくことは大事です。
散々探した結果、江角さんのお友達が超素敵なスペースを貸してくださいました。なんという人脈。(一般の方へのレンタルはしていないそうです。あしからず)
【その3】服装・ヘアメイクを整える
背景はできた。問題は被写体だ。
せっかくだったら、いいかんじに写りたいじゃないですか。仕事用ですし普段の仕事っぽい服装でまったくかまわないわけですが、普段の仕事ぶりを写真でお伝えするためには、「ちょっとええ格好する」ことも必要じゃないかなと思うんです。当日まで、何を着ようかヘアメイクどうするか、これまたグループLINEのホットな議題でした。
当初考えてた服装はこれ。ちょうどこの頃、母のクローゼットを探検する機会があり、ベルベットのジャケットとちょっとレトロな柄のミモレ丈スカートを譲り受けることに成功しておりまして(笑)。インナーはGUのリブニットです。ブローチを足せばかわいかろうと、ジャケットの襟にブローチをつけています。
ところが、ナガオさんから「あぶらいさんは顔が優しい印象なので、逆張りして(←ポイントです)Vネックとか紺色で引き締めアイテムを使うとできるビジネス人な印象になると思いますよー」とのアドバイス。さらには、リブは太って見える、顔まわりにポイントを置いたほうがいい、などなどまさに神アドバイスの連続。
探しましたよ、Vネック。今年はなんでだか全然売ってなかったんですよVネック。どんな服になったかはまた後々。イヤリングはスカートやジャケットの雰囲気にあうちょっとレトロなものを通販で買いました。
ヘアサロンでカラーを整え、アイシャドウとチークも新調。コロナ禍で引きこもりがちな生活をしてると身なりが適当になりがちでしたが、いろいろ考えながら買い物をするのは楽しかったです。
【その4】被写体を全力で磨く
服、メイク、髪型を整えれば万事OKな被写体なら苦労はしません。「どうせ大した容姿ではない」からこそ写真を撮るならば全力でその日に備えるべき。今までの人生、すべてのアルバム撮影で気を抜いて後悔している私からの心からのお願いです。
吹き出物、シミ、シワ、少々のたるみ、おおよそメイクと撮影技術でなんとかなります。しかし自信のない自分にできる表情には限界がある。撮影当日、心から笑って過ごすためにも思いつく限りのケアはしておきましょう。
吹き出物に洗顔とワセリンを、シワやたるみにパックや保湿を、肩こり腰痛にマッサージとストレッチを。そうそう、眼精疲労も大敵です。いかにも疲れた顔になりますのでしっかりケアしましょう。少々のダイエットや軽い筋トレもいいでしょう。あくまで、少々。無茶はいけません。あとはビタミン豊富な食事に睡眠。ストレスはためない。
あとこれは「やっておけばよかったな」と思ったことですが、鏡の前で表情や姿勢のチェックをしておくこと。できたら毎日。意外と笑えないし、姿勢悪い。特にデスクワークが多い職業に就いている人は要注意です!
全ては、いい被写体になるために。
【その5】気分を盛り上げる
細けぇことは置いといて、当日楽しく過ごす。
こんなに全力で準備しておいてあれなんですが、所詮は自己満足。自分が楽しくなくては意味がありません。当日楽しみだな、晴れるといいな、その服かわいい!などなど、メンバー内で毎日自己暗示です。
モデルでもあるまいに、わざわざプロに撮影してもらうのです。投資の分だけ、楽しく過ごしました。撮影当日の模様についてはまた次回。
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