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2017-12-20

京都・時代祭館十二十二内の「Salon de KANBAYASHI」 で玉露の淹れ方をレクチャーしてもらいました。

12月20日、平安神宮内の複合施設「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」がオープンしました。

前日の内覧会に参加したときの様子はこちら↓をご覧ください。 十二十二の詳細やお店についてのレポートです。

【12月20日ニューオープン!】平安神宮境内の複合施設「十二十二(トニトニ)」に行ってきました

内覧会では、十二十二内の唯一のカフェである「Salon de KANBAYASHI」では玉露の淹れ方のレクチャーが行われました。ご招待いただきましたので詳しくレポートします。

日本茶の魅力を発見できるカフェ「Salon de Kanbayashi」

こちらは創業から450年の歴史を持つ宇治の茶舗「上林春松本店」が選定した玉露と煎茶を楽しめるお店。東山に続く2号店です。上林春松といえば、綾鷹が有名ですね。

お店の全体がわかるような内観を撮るの忘れておりました・・・。和モダンな雰囲気だけでも伝われば。

この日は上林春松本店の代表・上林秀敏さんがレクチャーしてくださいました!

アツアツのお湯が入ったポット、湯冷まし、急須などが用意されています。

抹茶の原料となる碾茶を見せていただきました。見た目ちょっと青のりみたいですが(私の写真のせいでもある)、香りを確かめるとやっぱりお茶。これを粉にして、あの抹茶になるんですね。

玉露を美味しく淹れるための適温は50~55℃だそう。しっかり沸騰させて不純物を取り除いたお湯を、湯冷ましに注いでじっくり冷まします。手をかざして温かいとまだ熱いくらいだそうです。待ち時間はその日の室温にもよるので、焦らずじっくりがよさそう。急須の持ち方や、急須の蓋に空いた穴を注ぎ口に近い方向にもってくることで香りをより楽しめることなど、知っていて損はないお茶のアレコレを丁寧に教えていただきました。

お湯が適温になったところで茶葉を急須に入れ、お湯を注ぎます。そして待つこと約3分。けっこうたっぷりお湯を入れたように思ったのですが、茶葉が水分を吸収するため、お茶として味わえるのは2口といったところでしょうか。ふわ~っといい香りがあたりに漂います。早く飲みたいところですが、最後の1滴までしっかり注ぎ切ることが肝要。あと、急須はぐるぐる回しちゃいけない。玉露に含まれる甘み、苦味、旨味などの成分が抽出されるタイミングはまちまち。ぐるぐる回すと早く抽出される反面、バランスが崩れて大雑把な味になるんだそうです。口に含むとまず甘み、そこから苦味がきて、最後にいいお出汁をいただいた時のような旨味が喉にくる。少量なのに、ゆったりとした気分になって満足感があります。

お茶を淹れたあとの茶葉。鮮やかな緑がキレイ!

2煎目以降は熱めのお湯を直接急須に注ぎ、すぐに飲みます。1煎目とは全然味が違う!お出汁のような旨味は感じにくくなりますが、甘みと苦味が優しく感じました。1煎目は感動がありますが、2煎目はちょっとホッとする味ですね。

栗のペーストが入ったモンブランのような最中をお茶請けにいただきました。ひと口サイズがかわいい。お茶を邪魔しないほどよい甘さです。

 

すんません、メニューが上手に撮れず写真2枚を合成しております。クリックしたら拡大できるはず。玉露や煎茶のほか、豆乳抹茶ラテや柚子スカッシュといったドリンク類、スイーツ、ビールなんかもそろってます。十二十二店限定で上林春松本店のオリジナルブレンド日本茶の量り売りもあるそうです。1月からは『一日一菓』(新潮社)などの著作でも知られる京都の茶人・木村 宗慎氏が監修した京和菓子も登場するんですって!

お抹茶体験ができるお店は京都にたくさんありますが、煎茶や玉露を自分で淹れて味わえるお店って意外に見当たらないかも。岡崎エリアの観光がてら、美味しいお茶を味わってみてはいかがでしょうか♪

Salon de Kanbayashi 京都・時代祭館十二十二店

住所:京都市左京区岡崎西天王寺97番2 京都・時代祭館十二十二(トニトニ)1階

電話:075-585-5181

時間:10:00~18:00( LO17:30)

席数:26席

休み:施設休館日に準ずる

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