【京都の新緑】北野天満宮「史跡御土居の青もみじ公開」に行ってきた
6月30日。茅の輪くぐりや大祓といった行事が各地で行われる日ですね。ですがあいにく今日はお出かけする予定がなく・・・。暑気払いに本日が最終日の「史跡御土居」青もみじ公開に行ってきたお話しを。
御土居(おどい)は北野天満宮境内にあります。この日は平日にも関わらず、修学旅行生や外国人観光客で賑わってました。
新緑や紅葉が美しい史跡「御土居(おどい)」
御土居とは、豊臣秀吉が天正年間に築いた土塁のこと。現在はほとんど失われていますが、北野天満宮境内に一部が残っているのです。「洛中・洛外」を分ける境界でもあり、京都の人は今も「京都や言うても、わたしは洛外の出身で」などとおっしゃるようです。っていうか数年前に聞いて衝撃が今も残ってます(笑)。それはさておき、御土居はもみじ苑となっていて、紅葉の季節と新緑の季節などに公開されています。新緑の季節、今年は本日6月30日までです。
境内の西側に看板があります。拝観料500円をお納めして中へ。
ゆるい階段をのぼると、青もみじマップが。
マップは巨大な欅の木の下にあります。全然フレームに納まらない。
ひとまず、川のほうへ降りてみることにしました。鬱蒼と茂る緑。この日は真夏のような日差しで汗だくでしたが、ここは心なしか涼しい。
新緑に映える朱が美しい鶯橋。立て札によると、昭和8年に豪雨で消失したのが、平成19年に紅葉苑開園にあわせて再建されたとのこと。
橋を渡らず、道なりに歩きます。どこからか梅の甘い香りが。
よくみたらそこかしこに落ちてました。いい香りです。
突き当りに橋がかかっていたので向こう岸へ。川のせせらぎを聞きながら歩いております。
全然フレームに収まりきらないかんじの木に出くわしました。
「三叉の紅葉」と言うそうです。なんと、御土居ができる前から生きていた木なんですって!
やあやあ、それにしても、どこを見ても緑ですわ。
うぐいす橋を渡って、先程とは逆方向を歩いてみます。
「悪水抜き」の排水口だそうです。ちなみに取水口は保存のため、発掘後に埋め戻されているとのこと。発掘当時からずいぶん整備されたのですね。
階段を上り、元の場所へ向かう途中に妙に心惹かれる木に出会いました。なにがどうなっているんだ。どこまで根っこなんだ。
展望台があります。
緑が茂りすぎて、なにがなにやら。でも目には優しいです。視力回復しそう。
展望台がもう1ヶ所。
おおっ、こっちは素敵な光景が。本殿を側面から。あらためて、すごい建物ですねえ。
帰りは、奇跡的に空いていた「古の花」でかき氷を食べました。
6月の京都は比較的落ち着いているところが多くて、好きな季節です。
史跡 御土居の青もみじ公開
場所/北野天満宮境内(京都市上京区馬喰町)
期間/公開期間は毎年異なる。公式サイトやFacebookにて告知あり(2018年は4月14日~6月30日)
料金/大人(中学生以上)500円、小人(小学生以下)250円、修学旅行生250円
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