イノシシがいっぱい!亥年に賑わう「禅居庵」でいのししみくじを引いてきた
今年も十日ゑびすに行ってきたよというお話を前回したところですが、同じ日に近くの「禅居庵」にもお参りしてきました。前回の記事は↓からどうぞ。
仏教の守護神「摩利支天」と狛猪のお寺
禅居庵は建仁寺の塔頭寺院(本山の開祖のお弟子さんが建てる塔や庵)です。場所は京都ゑびす神社から徒歩数秒。京阪祇園四条から10分足らずといったところでしょうか。お正月用の幕が張られ、静かな普段の姿とは違う晴れ姿です。
愛嬌たっぷりのイノシシがお出迎えしてくださいます。境内に祀られる仏教の守護神「摩利支天」がイノシシに乗っていることから、この寺院にはバリエーション豊富なイノシシがいらっしゃいます。
なんか哀愁が漂うお方や…
まんまるで朗らかなお方や…
手水舎でお水を出してくださる方もいて。
こちらは雄々しいポーズと穏やかな表情が素敵です。
でもまあ、なんといっても私のイチオシは豊満ボディのこのお方ですね。
本堂前はお線香やろうそくを求める方もたくさん。ろうそくを求める人がいると「ろうそく1丁~」と各地から声がしていました(笑)。公式ホームページによると、古来より開運勝利のご利益で親しまれているのだそう。勝負時を見誤らず、新たな境地を切り開けるよう切にお願いしてまいりました。
いのししみくじを選びに選ぶ
さて、お参りが済んだら、初詣でできなかったおみくじを。ご覧の通り、かわいいイノシシが我々に運勢を告げるべくズラーッと待機しています。「目が合ったのを選んでください。よう見たら1つ1つ顔が違いますよ。」と言われ、しばし熟考。
なんか、みんなこっち見てるように思うんですけど…。選びかねていると受付の方からお声がけが。
「さあさあ、また誰かがヘンなこと言い始めますよ」と思わせぶりに。
「ほう。それはどのような。」
「この子たちはお尻もかわいいんですよ」と別の方が言う。これがヘンなことを言う人のよう。
それは耳寄りなお話ですね、と返したところ、三宝をくるりと動かしてくださいました。
なるほど。超かわいい。これはますます選びかねる。しかし運命の方をお尻で選ぶのもいかがなものかと思い直し、もう一度表に向けてもらって、最初に目が合ったお方をお迎えしました。「12年大事にしてくださいね~」って言われました。ほがらかなお寺さんだ。
足元から中を開けるとおみくじが入っています。
大吉でした!写真撮ってたら上品なマダムから「たくさん写真撮ってるんやね、熱心やね」とお声がけいただいたんですけど、「そこのベンチに座りたいからさっさとおどき」という京風のアレじゃないことを祈ってる。
今は本棚にいらっしゃいます。
記念撮影風に家にあるおみくじを3つ並べてみました。画面左は六角堂のはとみくじ(半凶)、画面右は春日大社の鹿みくじ(末吉)です。全員かわいいけど、やっぱりセンターは大吉がふさわしい。このいのしし先生のようにほがらかな表情で1年過ごせたらと思います。
禅居庵
京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町146
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