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2019-08-06

西京漬の名店「京都一の傳」で葉月の御膳と日本酒を

8月某日、先輩ライター江角悠子さんにお誘いいただき、同じく先輩ライターのナガオヨウコさんと共に「京都一の傳」にお邪魔しました。そういえば、去年も同じ時期に女子会をしたのだった!

本店は京町家の素敵空間!

地下鉄烏丸線の四条駅から徒歩10分弱といったところでしょうか。街のど真ん中にどっしりと構える京町家が「京都一の傳」の本店です。

創業からもうすぐ100年というこちらの名物は西京漬「蔵みそ漬」。西京漬にあまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんね。西京味噌という甘い白味噌やみりんなどを使った味噌床に、お魚を漬け込んだもののことです。お味噌を落として、焼いて食べます。これさえあれば、お家で焼くだけ。忙しい現代人の味方でもあります。いただきものでこちらが届くとテンションがアップします。これはライター3人の意見の一致するところ。

お店に入ると、早速中庭が見える素敵な空間にご案内いただきました。とはいえ、ここで食事をするのではなく、贈答用の送り状を書いたり、食事の部屋に案内されるまでの待合室のような場所だそうです。贅沢~。

撮影:ナガオヨウコ

お食事は2階で。テーブル席、掘りごたつ席のほかにオシャレな個室も完備されてます!オシャレだ!

日本酒とのペアリングが楽しめるお昼の月替りコース

こちらのお食事はお昼の月替りコース(葉月の御膳)のみ。お食事を待つ間、飲み物を検討します。下戸の不甲斐ないわたくしをよそに、先輩方が早速頼んだのは11種の日本酒ペアリングセット。

撮影:ナガオヨウコ

京都の蔵元の地酒11種。それぞれに番号がつけられ、お昼の月替りコースにでてくるお料理とのオススメの組み合わせがイラスト付きで解説されています。おちょこがズラッと並んでいると、下戸でもテンションが上る!

下戸の後輩は一保堂茶舗の水出し玉露を。うしろにいくつかチラ見えしているのは、梅乃宿のあらごし梅酒とすだちスカッシュでございます。いろいろ試したがるライターの性(さが)です。

そうこうしているうちに、季節の前菜盛り合わせがきたあ!一の傳の「一」をかたどった器に、美しい前菜がきちんと並んでいます。左から、たたきオクラと湯葉のジュレがけ、ホッキ貝寿司、カステラたまご、長芋羹、鰻と胡瓜の白味噌ポン酢がけ、粟麩のずんだのせ、とうもろこしの雷揚げ、賀茂茄子田楽。食べ終わるまでにかわされた会話「これなにおいしー」「お酒はどれと合わせるんだっけ?うわーこれおいしー」…ライター全員語彙が消失する素敵に上品な美味しさ!

2品目。胡麻豆腐の丸吸い。すっぽんのお出汁に生姜をきかせ、胡麻豆腐とともに。すっぽんは食べたことがないのですが、お出汁美味しい!肉食系の力強さがにじみ出ております。トロッとした胡麻豆腐ともよく合う。

3皿め。百合根饅頭。甘くてホクホクの百合根に、枝豆やエビが合わせてあって、なんだかホッとする味。鰹出汁もいい香り。

そしてお待ちかねの!銀だらの「蔵みそ焼」
料理長の佐藤 暢郎さんによると、「この銀だらで一番盛り上がるためにコースを組み立てている」とのこと。いやもう、盛り上がりましたよね。ツヤツヤのお魚。フワフワの身の奥の奥まで染み込んだ甘いお味噌の美味しさ。

ドヤア、とばかりに土鍋ご飯も登場!ツヤツヤ!丹後産のこしひかりだそうです。

お味噌汁にお漬物も用意されて。今書きながらご飯3杯くらいいけそうですね。そのくらいの美味しさでした。

締めはデザートとお抹茶。8月はマンゴー大福とレモンゼリー。白あんとマンゴー、あいますね!爽やかなレモンゼリーも素晴らしかったです。満足オブ満足。

  • お昼の月替わりコース(葉月の御膳) 3,850円
  • 11種の日本酒ペアリングセット 980円
  • 水出し玉露 500円

お家でも西京漬が食べたくなったら、1階の販売スペースへどうぞ♪贈答用のセットも充実してます。季節商品もあるそうですよ。

恒例の?記念撮影をパチリ。2階での食事は人気のため、予約をオススメします!

京都一の傳 本店

京都市中京区柳馬場通り錦上る十文字町435番地

075-254-4070(受付時間 10:00~18:00)
※お食事専用ダイヤルです

2階11:00~16:00(L.O.14:30)、1階 10:00~18:00

水曜休(祝日の場合、翌日木曜休)

http://www.ichinoden.jp

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